ご挨拶

greeting

一隅を照らす

天台宗は延暦25年(806)1月26日、伝教大師最澄さまを宗祖とし、比叡山に一乗止観院を根本道場として開かれました。最澄さま亡きあと、「延暦寺」の寺額を勅賜され、比叡山延暦寺と呼ばれるようになりました。爾来、慈覚大師円仁さま、慈恵大師良源さま、恵心僧都源信さま等の先徳によって、堂塔伽藍が整備され、「不滅の法灯」の如くに、法華・密教・禅・戒・念仏等の教えが1200年の永きに亘り伝えられてまいりました。それらの教えは「一隅を照らす」人材を育成し、この世に浄土を顕現するために、永い仏教の歴史の中で作り守られてきたものです。
  現在、日本の天台宗は比叡山延暦寺を総本山とし、24教区、1支所、 4法流から成り、寺院数はおよそ3,400ヶ寺あります。
 埼玉教区は埼玉一県で一つの教区を成し、九つの部の161の寺院と非法人1ヶ寺の合計162の寺院から成ります。
 平成19年4月1日より、さいたま市西区指扇の妙光寺に教区宗務所を開設し、教区内の事務処理・宗務手続きを執り行っております。
 この度、社会の変化と時代の要請に従い、教区の運営を円滑にするためにホームページを開設することとなりました。一般社会に開かれた教区・寺院を目指し、天台宗の教えの普及と教区・諸団体の情報交換を緊密にするためにご利用いただきたいと存じます。

天台宗埼玉教区宗務所長 木本清玄 ※サンプル文章