理念と⽬的
⻘年僧として必要とされる⼈材へ
天台⻘年会の理念
天台仏教⻘年連盟設⽴総会宣⾔⽂
科学の時代といわれている現代は、物質⽂明が洪⽔のごとく押し寄せ、⼈間の⽣活環境が⼈⼯的に整えられた反⾯、精神の頽廃(たいはい)を招き、⼈間性の喪失が重⼤なる問題となってきている。そして今や⼈間が⼈間としての存在を脅かされるに⾄ったといっても過⾔ではない。このような時期にあたり我等天台仏⻘は、その課せられた責務を痛感し、この重⼤なる時代の問題と取り組むべく志を同じくする者を結集し、ここに天台仏教⻘年連盟を設⽴して、次のように宣⾔する。
⼀、我等天台仏⻘は、厳しい⾃⼰研鑽のもとに、釈尊の御教えを体し、科学と宗教を⽌揚した、新たなる⼈間回復の道を探求し、社会の指標たらんと努⼒する。
⼀、我等天台仏⻘は、宗祖伝教⼤師が若き⽇にたぎらせ、「願⽂」に託された、⾼邁なる求道⼼と宗教的情熱を偲び、⼀隅を照らすべく街頭に進出して、⼒強く菩薩道を実践する。
⼀、我等天台仏⻘は、⽬的を同じくする⻘年の叡智と情熱を結集し、新時代に待望されるサンガの建設のために、すべての障害を乗り越えて邁進する。
昭和45年(1970年) 5⽉ 29⽇ 天台仏教⻘年連盟
天台⻘年会の目的
本会は天台宗旨に則り、教法の研修及び会員相互の親睦を計ることを⽬的としています。
そのために現在以下の内容の事業活動を⾏っています。
(1)教義・法義・伝道等の研修
(2)研究会・講座・講演会等の開催
(3)その他必要と認める事業
会員資格 満18歳以上、満45歳以下の宗旨を信奉する⻘年。